知識と人生

 知識が多いと人生の幅が広がる。選択肢が広がり豊になる可能性は高くなるがその分迷いも悩みも心配も増える。

 知識が少なければ不安や心配が少なく小さな幸福が得られる。

 情報が氾濫している現在、知らなくても良いことが入ってきたり本当は知らなければいけないことが入ってこなかったりする。

 何が良くて何が悪いのか・・・。人それぞれ違うのだから一概には言えないが周囲や社会に振り回されずに自分の器と身の丈に合った人生がちょうど良い。

 1000億円の預金通帳を公開して批難を浴びてる人がいるけど、その人が起業し、消費者を喜ばせ、雇用を創出し、地方の球場の改修のため私財1億円を寄付してきちっと税金を納めていれば決して批難に値しないと思う。1000万円の通帳を公開するかしないかは本人が公開したいから公開しただけでそれにとやかく言うのはどうかと思う・・・。

 1万円札が100枚で約1センチメートル(よく見る)。

 1000万円で10センチ(偶に見る)。

 1億円で1メートル(過去数回見たことがある)。

 10億円で10メートル(肉眼で見たことはない)。

 100億円で100メートル(軽トラックの荷台に容積的には積めるだろうが、重量的には約35億円分しか積載できない。合法的に積むなら3台は必要)。

 1000億円だと1キロメートルだ。

 これはすごい。自宅から最寄り駅まで1万円札を重ねていってもまだ200メートル分ぐらい余るんだ。

 私なら自宅玄関から門扉のところくらいまで1万円札を重ねていけるくらいあれば大満足だけど1000億円というのは我々庶民には想像がつかない。

 

 昨日、2ヶ月分の年金約14万円が入ったけどこの年金額だと約1200年受け取り続けなければならない・・・。なんて発想するのは我々庶民。1000億円を黙って銀行の定期預金に預けておくだけでも年に1000万円。税金を引いても800万円は自由に使えるんだから。それでも元金1000万円は減っていかない。

 

 自由に使える金が年に800万円あたら・・・。何する?

 月に60万円使って80万円余るので、余った80万円はまず家賃に充てます。地方のURの賃貸(3DK54㎡)に入れば駐車場もついて十分借りることができます。

 次に食費が5万円。水道光熱費に3万円。衣類・生活消耗品に1万円。インターネット接続・放送受信料・新聞代2万円。保険・自動車維持費3万円。予備費1万円。以上15万円で生活に最低限のものはそろいます。

 月1回の旅行に20万円。週1回の外食に5万円。趣味・娯楽・教養に10万円。これで夢のような生活ができます。

 余った10万円は貯金する・・・?。

 なんて考えている私にはとても1000万円の散財方法などは浮かんできません。

 自分の知識の狭さ、浅さを痛感します。

 

 1000億円の資産を築いた人だから豊富な知識を持っているのだと思います。是非自分のため、社会のために役立てて幸せになっていただきたいと思います。